📖 この記事でわかること
- 32坪で採用できそうな間取り要素と、諦める可能性が高い要素の仕分け
- 4人家族で「絶対外せない優先順位」の決め方(3軸での評価)
- 土地決定前から間取り検討を始めるメリット(要望の精度が上がる)
- 妥協しても後悔しないための判断軸
都市部で土地から注文住宅を建てようとしている4人家族の記録ブログです。土地探しは3ヶ月を過ぎましたが、まだ見つかっていません。この記事は、土地が決まる前の段階で、間取りについて夫婦で考え始めたことの記録です。
→ 土地探し3ヶ月のリアルな状況はこちら
我が家のリビングには、子どものランドセルと漫画、夫が集めた椅子と雑貨、そして最近私が育て始めた観葉植物が同居しています。家が建つ目処もまだ立っていないのに。
ちなみに新居のリビングには、椅子が5脚並ぶ予定です。ソファもあります。4人家族なのに。夫が次々と注文していて、続々と届いて、気がつけば合計5脚。土地もまだ決まっていないのに。
——この椅子たちの居場所を確保するのは、間取りの仕事です。
冗談のように聞こえるかもしれませんが、間取りを考え始めたきっかけは、わりと切実でした。今のリビングの散らかりを見るたびに、「次の家では、物の居場所をちゃんと作りたい」と思う。その気持ちが、間取りへの関心につながっていきました。
土地はまだ見つかっていません。間取りが確定するのは当然もっと先です。でも、「どんな暮らしがしたいか」を夫婦で話し合うことは、今からでもできる。この記事は、その話し合いの途中経過を記録したものです。
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👪 登場人物:直感派の妻と、調べ始めたら止まらない自営業40代の夫。都市部で土地から注文住宅を建てる4人家族の記録です。連載のあらましは 第1話 からどうぞ。
今の暮らしの不満から始まった
妻
間取りを考え始めたきっかけは「理想」じゃなくて「不満」だった。今の暮らしで不便に感じていることを書き出すことが、一番の出発点になった。
間取りを考える出発点は、理想の家のイメージではありませんでした。「今の暮らしの、ここが困っている」という、日々の不満です。
今の借家のLDKは20畳あります。LDKの広さ自体には不満はありません。問題は、その20畳が常に散らかっていることです。家を建てようと決めたきっかけは子ども部屋の問題でしたが、間取りのことを考え始めると、それまで気にしていなかった不満にも目が向くようになりました。収納が足りない、動線が悪い、部屋数に対して物が多い——暮らしの広さへの不満は、探せばいくらでもありました。
子どものランドセルがソファの横に置きっぱなし。漫画が床に積まれている。脱いだ上着がハンガーごとリビングの椅子にかかっている。夫が集めた雑貨が棚に並び、その隣に学校のプリントが重なっている。そして最近は、私が育て始めた観葉植物の鉢がいくつか加わりました。
物が多いのが悪いのか、収納が足りないのが悪いのか。たぶん両方です。でも、「物を減らす」には限界があります。子どもの持ち物は成長とともに増えるし、夫の椅子が減る気配もない。であれば、「物の居場所がある家」を作るしかない。それが、間取りを考え始めた一番の動機でした。
だから我が家の間取りの最初の条件は、「LDK20畳程度を確保した上で、きちんと収納を計画すること」です。広い家がほしいのではなく、片づく家がほしい。
夫婦で「譲れないこと」を出し合ってみた
妻
「譲れないこと」を並べてみたら、夫と私で全然違った。どちらかが折れるのではなく、何を重ねられるかを探す話し合いが必要だと気づいた。
土地が決まっていない段階で間取りの詳細を詰めることはできません。でも、「自分たちは何を優先するのか」を言葉にしておくことはできます。夫婦で話し合って出てきた要素を、整理してみました。
収納をきちんと計画すること。 リビング周りだけでなく、玄関、寝室、子ども部屋、洗面所——家のあちこちに「物の居場所」を作りたい。ランドセル置き場、上着をかける場所、本棚、雑貨の棚、日用品のストック。「片づけなさい」と言わなくても片づく仕組みを、間取りの段階から組み込みたいと思っています。
DKは玄関から離したい。 玄関を開けたとき、すぐにキッチンの生活感が目に入る間取りは避けたいんです。来客があったとき、玄関先で応対している背中の向こうにシンクの洗い物が見える……。日常の「ケ」の空間と、人を迎える「ハレ」の空間は、少し距離を置きたい。贅沢な希望かもしれませんが、毎日のことだからこそ気になります。
夫の書斎は、寝室の一角で折り合いをつけてほしい。 夫が書斎を欲しがる気持ちはわかります。でも、独立した書斎を設けるスペースと予算の余裕は、たぶんない。寝室の一角にデスクと本棚を置いて執務スペースにする形で、なんとか納得してほしいと思っています。
中間領域がほしい。 飯塚豊さんの『間取りの方程式』で知り、建築家の堀部安嗣さんの作品を見てさらに惹かれた「外でも中でもない、曖昧な空間」。縁側のような、内と外のあいだにある場所。玄関土間もその延長線上にある。暮らしに「余白」を作りたいという気持ちは素敵だと思います。ただ、32坪でそれが入るのかは別の問題です。
回遊動線にあこがれている。 行き止まりのない、ぐるぐる回れる動線。家事の効率が上がるだけでなく、暮らしにリズムが生まれると夫は言います。ただ、回遊動線を作ると通路の面積が増えるので、その分ほかの部屋が狭くなる可能性がある。工務店の担当者にも「坪数が増えるかもしれません」と言われています。
「できればそうしたい」が、どこかで折り合いをつけそうなこと
1階で生活が完結する間取り。 私たちはもう40代です。今は2階に上がるのに何の苦労もありませんが、足腰が弱くなる日は、思っているより近いかもしれません。寝室、水回り、LDK——できれば1階だけで日常が完結する間取りにしたい。でも、32坪で子ども部屋2つも確保しながら1階にすべてを収めるのは、たぶん難しい。どこかで2階に振り分けることになるだろうと、薄々わかっています。
玄関土間。 あれば欲しい。でも、スペース的に厳しいかもしれない。
夫の独立した書斎。 前述のとおり、寝室の一角に執務スペースを作る方向で落ち着きそうです。
そもそも「よい間取り」とは何か
間取りのことを調べ始めると、「よい間取り」「悪い間取り」という言葉をよく目にします。でも、読めば読むほど、何がよくて何が悪いのかわからなくなりました。同じ間取りを見て「これは素晴らしい」と言う人と「これはダメ」と言う人がいる。家族構成も暮らし方も違うのだから、当然といえば当然です。
それでも、いろいろな記事や本を読んでいると、「よい間取り」に共通する条件のようなものが見えてきました。我が家なりに整理してみます。
よい間取りに共通すること
動線に無駄がない。 家事動線(キッチン→洗面→物干し)、生活動線(寝室→トイレ→洗面)、来客動線(玄関→リビング)が短く、行き止まりが少ない。毎日の「ちょっとした移動」のストレスが減ると、暮らし全体の満足度が上がるそうです。
採光と通風が確保されている。 日当たりのよい場所にLDKを配置し、家全体に光と風が通る設計。北側の部屋にも窓を設けるなど、暗くなりがちな場所への配慮があること。
収納が「量」だけでなく「場所」で計画されている。 大きなウォークインクローゼットがひとつあるよりも、使う場所の近くに適切なサイズの収納がある方が片づきやすい。玄関にはコートとランドセル、洗面所にはタオルとパジャマ、キッチンには食器と食品——「物の居場所」が動線上にあること。
将来の変化に対応できる。 子ども部屋を将来仕切りで分けられるようにする、1階に寝室を移せる余地を残す、など。家族の形は変わるものだという前提で設計されていること。
悪い間取りに共通すること
廊下が長い。 廊下は「移動するだけの空間」なので、長いほど無駄な面積が増えます。特に限られた坪数の家では、廊下を減らして居住スペースに充てるほうが合理的です。
音とプライバシーへの配慮が足りない。 2階のトイレが1階のリビングの真上にある、子ども部屋と寝室の壁が薄い、リビング階段で2階の音が筒抜け——住んでみて初めて気づく失敗が多い部分です。
収納が足りない、または使いにくい。 収納の「量」は十分でも、奥行きが深すぎて奥の物が取り出せない、よく使う場所から離れていて結局使わない、といったケースも。
見た目を優先して暮らしやすさを犠牲にしている。 吹き抜けが気持ちいいけど冷暖房の効率が落ちる、開放的なオープンキッチンだけど料理の匂いがリビングに広がる——あこがれと実用のバランスが取れていないこと。
ここまで書いてきた「よい・悪い」は一般論です。我が家にとっては「子どもがリビングに集まる間取り」がよい間取りだし、「DKが玄関から丸見えの間取り」は避けたい。人によっては「玄関から直接キッチンに行けるほうが便利」という考え方もあると思います。大事なのは、一般論を知った上で、自分たちの暮らしに合わせた「基準」を持つこと。その基準があると、設計者からの提案を判断しやすくなります。
32坪に収まるのか——夢と現実の計算
妻
「32坪」という制約の中で考え始めたとき、「諦める」より「編集する」感覚の方が近かった。制限があるから逆に面白い、と夫が言っていたのが今も頭に残っている。
ここまで挙げてきた要素を全部入れたら、32坪では足りません。
そもそも、家の間取りには「最低限これだけは必要」という面積があります。夫が『間取りの方程式』やネットで調べた情報をもとに、一般的な目安を並べてみました。
その前に、間取りの話でよく出てくる「坪」と「畳」と「㎡」の関係を整理しておきます。我が家も最初はピンとこなかったので、夫が換算表を作ってくれました。
| 坪 | 畳(帖) | ㎡ | 広さのイメージ |
|---|---|---|---|
| 0.5坪 | 1畳 | 約1.65㎡ | トイレ1つ分 |
| 1坪 | 2畳 | 約3.31㎡ | 玄関、浴室(浴槽+洗い場) |
| 2坪 | 4畳 | 約6.61㎡ | コンパクトな書斎、脱衣洗面室 |
| 3坪 | 6畳 | 約9.92㎡ | 子ども部屋、小さめの寝室 |
| 4坪 | 8畳 | 約13.22㎡ | ゆとりのある寝室 |
| 5坪 | 10畳 | 約16.53㎡ | 広めのリビング単体 |
| 10坪 | 20畳 | 約33.06㎡ | LDK一体の広さ |
| 32坪 | 64畳 | 約105.8㎡ | 我が家の想定延床面積 |
1坪=約3.31㎡=2畳。逆に言えば、1畳=約0.5坪=約1.65㎡です。不動産の物件情報は㎡表記が多く、工務店との打ち合わせでは坪が使われることが多いので、この換算を覚えておくと話がスムーズになります。なお、畳の大きさは地域(京間・江戸間・団地間など)によって多少異なりますが、この記事では1坪=2畳として計算しています。
この換算を前提に、4人家族の間取りに必要な面積の目安を並べてみます。
| スペース | 一般的な目安 | 坪換算(概算) |
|---|---|---|
| LDK | 16〜20畳 | 8〜10坪 |
| 主寝室 | 6〜8畳 | 3〜4坪 |
| 子ども部屋(×2) | 各4.5〜6畳 | 計4.5〜6坪 |
| 浴室(脱衣洗面含む) | 3〜4畳 | 1.5〜2坪 |
| トイレ(1箇所) | 1畳 | 0.5坪 |
| 玄関・ホール | 2〜3畳 | 1〜1.5坪 |
| 廊下・階段 | 2〜4畳 | 1〜2坪 |
| 収納(各所合計) | 延床の10〜15% | 3〜5坪 |
これをざっと足すと、一般的な4人家族の2階建てで28〜32坪程度という話を見かけます。ただし、これは我が家が調べた範囲での参考値です。実際の必要面積は暮らし方・工法・設計の工夫で変わるため、設計者に相談するのが確実です。つまり、32坪というのは4人家族が「ふつうに暮らす」にはなんとか収まるけれど、余裕はほとんどない面積です。
ここに我が家の希望を重ねていくと、事情はさらにタイトになります。
LDKは最低ラインの16畳ではなく20畳がほしい。それだけで2坪多い。トイレは2階にも欲しくなるかもしれないし、収納もリビング周りだけでなく家全体にしっかり確保したい。夫の執務スペースを寝室内に設けるなら、寝室も6畳では窮屈です。
さらに回遊動線を加えれば通路面積が増える。中間領域を設ければ、さらに面積が必要になる。玄関土間を広くとれば、その分どこかが削られる。
予算的に想定しているのは32坪程度です。坪数を増やせば夢は入るけれど、予算も増える。32坪で、どこまで入るのか。 不安です。
実際の面積は、工法・壁の厚さ・設計の工夫によって変わります。「廊下をなくして面積を節約する」「洗面と脱衣を分ける代わりにどちらかをコンパクトにする」など、設計者の腕次第で数字が変わる部分も多いです。この表は我が家が「だいたいこのくらい必要なんだな」と把握するために整理したもので、正確な設計の参考にはなりません。間取りの詳細は、必ず設計者と相談してください。
ただ、具体的な取捨選択は今の段階ではできません。土地の形と建蔽率、接道の方向が決まらないと、何をどう配置できるかがわからないからです。今できるのは、「優先順位を決めておくこと」だけ。何を最後まで守って、何を先に手放すかの順番を、夫婦で共有しておく。
我が家の場合、優先順位はこうなりました。
| 優先度 | 要素 | 現時点の判断 |
|---|---|---|
| 最優先 | LDK20畳+収納計画 | ここは絶対に削らない |
| 最優先 | 子ども部屋2つ | 必須。ただし広さは最小限でいい |
| 高 | DKを玄関から離す | 間取りの工夫で実現したい |
| 高 | 子ども部屋は快適にしすぎない | 設計の方針として伝える |
| 中 | 1階完結の生活動線 | 理想だが、たぶん完全には無理 |
| 中 | 回遊動線 | 坪数との相談。あきらめる可能性あり |
| 低 | 中間領域・玄関土間 | 入れば嬉しいが、なくても暮らせる |
| 低 | 独立した書斎 | 寝室の一角で折り合いをつける |
この表は、土地が決まったときに工務店の担当者と最初に共有するつもりで作りました。正解かどうかはわかりません。でも、「何を大事にしているか」が伝わるだけで、設計の出発点がまったく変わると思っています。
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土地が決まる前から間取りを考える意味
そう思う方もいるかもしれません。実際、土地の形・建蔽率・接道方向がわからなければ、間取りは確定しません。それは事実です。
でも、「自分たちが何を優先するか」を先に整理しておくと、土地を見る目が変わります。
たとえば我が家は、「LDK20畳を1階に置きたい」と考えたことで、1階にLDK以外の水回りや玄関も必要なことを踏まえると、ある程度の広さの土地が必要だとわかりました。建蔽率40%の土地では、LDK20畳を1階に収めるのが難しいかもしれない。こういう判断が、土地を見るときの基準になります。
不動産業者との初回面談で、「どんな家を建てたいですか」と聞かれたとき、「4LDKで」と答えるのと、「1階にLDK20畳を置いて、子どもが自然にリビングに集まるような家にしたい」と答えるのでは、紹介される土地が変わってくるはずです。
見学時に工務店の担当者から聞いた話ですが、「子ども部屋2つ、寝室1つ」という部屋数の指定より、「子どもがリビングに自然に集まる家にしたい」「1階だけで日常が完結する暮らしが理想」のように暮らし方を伝えるほうが、設計の幅が広がるそうです。部屋数は結果としてついてくるもの。先に「どう暮らしたいか」を共有するほうが、設計者は提案しやすいとのことでした。
参考になった本と考え方
間取りのことを夫婦で話し合うとき、いくつかの本や建築家の考え方がヒントになりました。
飯塚豊『間取りの方程式』(エクスナレッジ、2014年)
夫がこの本を読んでから、間取りの話し方が変わりました。「なんとなくこうしたい」ではなく、「南側に開口を取るなら、この配置が合理的」「玄関と階段は建物の中央に置くとクローバー型の動線になる」と、ロジックで説明するようになったんです。
最初は「また調べ物が始まった」と思いました。でも、夫がこの本の考え方を使って「間取りは部屋を足していくんじゃなくて、四角い箱をどう割るかで考えるらしい」と話してくれたとき、なるほどと思いました。
夫が特に食いついていたのは「中間領域」という章です。「ウチでもない、ソトでもない」空間——縁側のような、内と外のあいだにあるもの。夫が玄関土間や半屋外の空間に惹かれているのは、この本の影響が大きいと思います。間取りの打ち合わせが始まる前に読んでおくと、設計者との会話がスムーズになる本だと思います。
堀部安嗣さんの建築思想
夫がもうひとり、強く影響を受けているのが建築家の堀部安嗣さんです。堀部さんの住宅を写真で見ると、木や石、漆喰といった自然素材が使われていて、時間の経過とともに風景に馴染んでいくような穏やかさがあります。
夫が特に惹かれているのは、堀部さんが『住まいの基本を考える』(新潮社、2019年)などの著作を通じて一貫して語っている、住宅はどんな心身の状態にある人でも受け入れる「寛容な場所」であるべきだという考え方です。派手さや斬新さではなく、帰ってきたときに安心できる場所。堀部さんもまた中間領域について語っていて、夫はその考え方にも共感しているようです。
ただ、堀部さんの住宅と我が家の32坪の予算は、たぶんだいぶ違います。「こういう空間が好き」という方向性を知っておくこと自体には意味がある。でも、それをそのまま我が家に持ち込めるかは別の話です。あこがれと現実のあいだで、どう折り合いをつけるか。それも含めて、間取りの検討だと思っています。
32坪と、椅子5脚と、観葉植物
ここまで書いてきて、改めて思います。我が家の間取りの要望は、欲張りです。
LDK20畳に収納計画。子どもがリビングに集まる設計。DKは玄関から離す。できれば1階完結。回遊動線。中間領域。そして椅子5脚の居場所。32坪に全部は入らないだろうということは、わかっています。
でも、何を残して何を手放すかを考えること自体が、家づくりなのだと思います。まだ答えは出ていません。土地が決まっていないのだから、当然です。
それでも、夫は今日も間取りの本を開いているし、注文した椅子の配送予定日を確認しているし、私は私で、まだ建ってもいない家のリビングに置くつもりで、新しい観葉植物の鉢を探しています。
32坪に夢が全部入るかはわからない。でも、まだ建ってもいない家のことをこんなに考えている時点で、たぶん我が家の家づくりは、もう始まっているのだと思います。
この記事のまとめ
- 間取りを考える出発点は「今のリビングの散らかり」だった。広い家ではなく、片づく家がほしい
- LDK20畳と収納計画が、夫婦共通の「譲れないこと」
- 子ども部屋は快適にしすぎない方針。リビングに自然と集まる家にしたい
- DKは玄関から離したい。ハレとケを分ける考え方
- 夫の書斎は寝室の一角で折り合いをつける方向
- 回遊動線・中間領域・玄関土間は「あれば欲しい」が、32坪で全部は入らないかもしれない
- 1階完結の生活動線は理想だが、どこかで折り合いをつけることになりそう
- 土地が決まる前でも、暮らし方の優先順位を整理しておくことには意味がある
📌 同じ状況の方へ:間取りの検討は、土地が決まってから始めるものだと思っていました。でも、「どんな暮らしがしたいか」を夫婦で言葉にしておくだけで、土地を見る目も、工務店との会話も変わります。全部が32坪に入らなくても、何を優先するかの順番が見えていれば、設計の打ち合わせが始まったとき、きっと迷いが少なくなる。我が家もまだ途中ですが、考え続けること自体が準備になると感じています。
まとめ:間取りを考えると夫婦の「家への解像度」が上がる
- 夫婦で「譲れること・譲れないこと」を言語化したことで、設計打ち合わせで迷いが減る準備ができた
- 32坪はすべての夢を詰め込めるわけではないが、優先順位を決めることで設計の軸が生まれる
- 「よい間取り」とは広さではなく、その家族の暮らし方に合っているかどうかだと気づいた
- 土地が決まる前から間取りを考えることは無駄ではなく、土地を見る目や工務店との会話の質を高める
まだ土地は見つかっていませんが、間取りについて考え続けたことで「どんな土地なら買えるか」の判断軸が明確になってきました。制約の中で優先順位を絞っていくプロセスそのものが、家づくりの準備になっています。
📖 我が家の間取り決めの体験記
この記事の「32坪でどう収めるか」というリアルな格闘の記録は、連載ブログで公開中。土地探しから始まる4人家族の家づくりの全工程が読めます。
32坪でどこまで夢の間取りに近づけるか。制限の中で優先順位を絞っていくプロセスを記録しました。
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💬 よくある質問
- Q. 32坪の注文住宅に4人家族の理想の間取りは収まりますか?
- A. 4人家族の生活を十分に満たす間取りは32坪でも実現可能です。ただし、全員の希望を全部詰め込もうとすると難しくなります。我が家では夫婦で『譲れないもの』と『あきらめるかもしれないもの』を書き出し、優先順位をつけることで現実的な間取りのイメージを固めました。
- Q. 間取りを考える際に参考にした本はありますか?
- A. 飯塚豊氏の著書や堀部安嗣氏の建築論が参考になりました。間取りの技術的な知識よりも『暮らし方から考える』という視点が、夫婦の家への解像度を高めてくれました。図書館でも借りられる本が多いので、まず読んでみることをお勧めします。
- Q. 土地が決まる前から間取りを考える意味はありますか?
- A. あります。土地が決まる前から間取りを考えることで、夫婦間の価値観のすり合わせができ、土地選びの基準も明確になります。『リビングを広くしたいなら南向きの土地が必要』といった形で、土地探しの条件が具体化していきます。
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