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不動産仲介業者との初回面談レポート、条件と良い土地の見つけ方

2026 5/18
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土地探し
2026年4月11日2026年5月18日
不動産仲介業者との初回面談、条件メモを広げる夫婦の水彩画
⏱ 読了目安:約18分
いえづくりブログ — 家づくり日記 連載 | 📚 連載一覧
第10話 / 連載中

家づくり日記

⏱ 読了目安:約14分

本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

不動産仲介業者との初回面談——「どんな条件を伝えればいい?」「仲介手数料はいくら?」「そもそも〝良い土地〟ってどう見分けるの?」と、行く前に気になることは多いはずです。

妻
「どんな条件を伝えればいい?」「仲介手数料はいくら?」——初回面談の前に頭の中はクエスチョンだらけでした。

この記事では、初回面談で私たちが実際にやり取りした内容を体験ベースで記録しました。条件の伝え方、仲介手数料の説明、担当者が語った〝良い土地の見分け方〟まで、そのままお伝えします。

不動産業者との初回面談が近づいていたとき、「どんなことを聞かれるんだろう」「何を準備すればいいんだろう」と不安でした。

私たちも同じでした。工務店に紹介された業者ではあったものの、「不動産屋さん」との本格的な面談は初めて。前日から少し緊張していました。

この記事では、初回面談で聞かれたこと・伝えたこと、そして帰り道に夫婦でちょっと引っかかった「仲介手数料の説明」についてお伝えします。

この記事でわかること

  • 不動産業者との初回面談って何を聞かれる?夫婦+工務店+業者の4人で約1時間半のヒアリング内容
  • 建蔽率・容積率・北側斜線・擁壁……初回面談で出てきた専門用語を体験ベースで紹介
  • 仲介手数料の説明で感じた小さな違和感——「上限」であることの意味
  • 「良い土地を探すな、買ってもいい土地を探せ」——妻には響いたが夫には腑に落ちなかった言葉
  • 「駅からの距離」を伝え忘れた——初回ヒアリングでやってしまった失敗
STEP5(土地探し)の体験レポートです
← 住宅ローン事前審査、通りました

前回のあらすじ

住宅ローンの事前審査が通りました。予算の上限が「数字」として確定し、いよいよ土地探しへ。今回は工務店が紹介してくれた不動産仲介業者との初回面談レポートです。

受け取った名刺を見て、少し戸惑いました。住所が、同じ県ではあるものの、ここから随分と離れた場所だったんです。「この方、私たちが住みたいエリアのことをきちんとご存じなのかな」と、正直思いました。

工務店が紹介してくれた不動産仲介業者との、初回面談の日のことです。

初対面はなんとなく落ち着かない感じがしました。悪い人ではなさそうだけど、距離感がつかめない。「工務店さんの紹介だから大丈夫」と自分に言い聞かせながら、気を取り直して面談に臨みました。

登場人物:直感派の妻と、調べ始めたら止まらない自営業40代の夫。都市部で土地から注文住宅を建てる4人家族の記録です。連載のあらましは 第1話 からどうぞ。

目次

面談の概要——工務店のオフィスで、約1時間30分

📌 これから土地探しを始める方へ

不動産業者との初回面談で何を聞かれ、何を伝えるべきか——「駅からの距離を伝え忘れた」失敗から学んだ条件整理のコツは、土地探しまとめ記事で確認できます。

▶ 土地探しの全記録を読む
面談の基本情報

場所 工務店のオフィス
時間 約1時間30分
参加者 夫婦2人+工務店担当者(同席)+不動産仲介業者担当者
費用 この日は特になし
内容 ヒアリング・資金計画の考え方・土地にまつわる専門用語の説明

この日は工務店の担当者も同席してくださいました。見慣れた顔がいてくれるというだけで、少し気持ちが楽になります。面談の大半は不動産業者の担当者が進めていきましたが、工務店の担当者が時折補足してくれる場面もあって、四者で話し合いながら進んでいく形でした。

そして、この日に気づいたことがあります。「今日、土地の候補を見せてもらえる」と思っていたのですが、この初回面談はあくまでヒアリングで終わる、ということ。 物件の具体的な提案は次回以降になると言われました。少し拍子抜けしましたが、よく考えれば、相手もこちらのことを何も知らない状態です。まず私たちの希望を聞くところからというのは、当然の流れでした。

「重視することは何ですか」——ヒアリングが始まる

最初に聞かれたのは、土地探しで重視していることでした。

妻
「重視することは何ですか」と聞かれたとき、頭の中が整理されていなかった。答えながら、自分たちが何を求めているのかを、初めてきちんと言語化した気がした。

「抜け感がほしいです」と答えました。窓の外に空が見える、開放感のある土地がいい。密集した住宅街よりも、少し抜けた場所に建てたい。そのイメージをそのまま伝えました。

それと予算の上限、希望するエリアも伝えました。

ただ、このとき「駅からの距離」については、特に伝えませんでした。 夫は電車通勤で、現在の家から駅まで徒歩13分ほど。ドアツードアで職場まで30分の距離感です。新しい家でも大きく変えたくない条件のはずでしたが、話の流れで言い忘れてしまいました。これが後になって、少し影響することになるのですが——それはまた次の話でお話しします。

専門用語のシャワーが降ってきた

ヒアリングのあと、担当者から資料をもとにプレゼンがありました。土地を探す上で知っておくべき知識として、さまざまな専門用語が登場しました。

夫
専門用語のシャワー、最初は圧倒された。でも担当者が一つひとつ説明してくれたおかげで、少しずつ地図が見えてきた。

この日に出てきた主な用語

用語 かんたんな意味
建蔽率(けんぺいりつ) 敷地面積に対して、建物を建てられる面積の割合。「敷地の何割まで建物を建てていいか」のルール
容積率(ようせきりつ) 敷地面積に対して、建物の延べ床面積の割合。「どれだけの大きさの家を建てていいか」のルール
北側斜線(きたがわしゃせん) 北隣の家の日当たりを守るため、敷地の北側境界線から斜めに引いた線の内側に建物を収めるよう高さを制限するルール。建物全体ではなく北側部分の高さが制限されるため、北側に向かって屋根や壁が斜めに下がるような形になることがある
セットバック 接する道路の幅が4メートル未満の場合、道路の中心線から2メートルの位置まで敷地を後退させること。後退した部分には建物を建てられず、実際に使える敷地が小さくなる
建築条件付き(けんちくじょうけんつき) 土地を買う際に「この会社で家を建てること」が条件になっている土地。工務店を自由に選べない
古家付き(ふるやつき) 古い建物が残ったままの土地。解体費用が別途かかるケースが多い
擁壁(ようへき) 斜面の土が崩れないように支える壁のこと。擁壁の状態によっては、建て替えが必要なことも

妻と夫、それぞれの反応

私はほぼ初耳でした。「建蔽率」と「容積率」はなんとなく聞いたことがあるくらいで、北側斜線やセットバックは名前すら知りませんでした。担当者の説明を聞きながら、「土地を選ぶって、こんなにいろいろ確認することがあるんだ」と、改めて驚きました。

一方、夫はというと——。

担当者が専門用語を出すたびに、しっかり頷いていました。そのうちに、夫はマニアックな質問を始めました。

夫

あ、その擁壁って大臣認定のやつですよね?

夫

地耐力の確認はどの段階で……?

担当者

よくご存じですね。

もはや私には会話の内容が追えません。「よくご存じですね」と言われた瞬間、夫は明らかに顔が緩みました。少し背筋が伸びたようにも見えました。後から車の中で「褒められてたね」と言ったら、「いや、普通のことを言っただけだよ」と言いながら、なんとなく機嫌が良さそうでした。ほとんどこちらを見ずに担当者と話し続ける夫の横顔を眺めながら、私は「この人、頑張ってくれているな」と思いました。置いてけぼりにされた気持ちと、なんとなく頼もしい気持ちが半々でした。

「どうやって土地を探すんですか?」——夫の質問

専門用語の説明が一段落したあと、夫が担当者にこんな質問をしました。「土地って、どうやって探すんですか?」と。

担当者の答えは、レインズ(REINS)というシステムを使って探す、というものでした。

📋 レインズ(REINS)とは

国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営する、不動産情報のネットワークシステムです。不動産会社だけがアクセスできる会員制のデータベースで、売り出し中の土地や物件情報が登録されています。スーモやホームズなどの一般向けサイトに掲載される情報も、多くはレインズを経由して広まっていきます。

これを聞いた夫が、すかさず聞き返しました。

夫

レインズに載っている土地って、売れ残りじゃないですか?良い土地はネットに出る前に売れてしまうんじゃないですか?

担当者は「そんなことないですよ」と答えていました。

夫がどこでそんな知識を仕入れてきたのかは、もはや聞くまでもありません。でも私には判断する材料がありません。専門家がそう言うのなら、そう信じるしかない——というのが本当のところでした。この話が正しいのかどうかは、実際に物件を見てみないとわからないな、と思いながら聞いていました。

📖 土地探しの判断軸まとめ

土地探しで失敗しない7つのコツ、不動産業者4社を3ヶ月回って判明

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仲介手数料の話——払うのはいいけれど

面談の中で、仲介手数料についての説明もありました。

妻
仲介手数料の話、聞くまでよくわかっていなかった。「誰に、いつ払うのか」がやっとクリアになった。
不動産仲介手数料の計算式(売買の場合)

(売買価格 × 3% + 6万円)+ 消費税

※売買価格が400万円を超える場合の上限額。宅地建物取引業法で定められています。

「こういう形で決まっています」という説明でした。その場では「そうなんですね」と受け取りました。

ただ、帰り道に夫がこんなことを言っていました。

「払うこと自体は全然いいんだけどね」と前置きしてから、「あれ、法律で決まっている上限のはずなんだよ。上限なのに、まるで固定料金みたいに『こう決まっています』って言われると、なんか違うなって感じがして」と。

気になって後から調べてみると、たしかに宅地建物取引業法で定められているのは「上限」です。上限の範囲内であれば、金額は交渉や業者ごとの判断によって変わり得るものです。「払う金額に不満がある」ということではなく、「説明の仕方に誠意を感じなかった」という話でした。

夫のこういう細かいところへの引っかかりを、私はいつも「そこまで気にするの」と思いながら、でも後から調べると「たしかにそうだな」と思わされます。今回もそのパターンでした。

💡 仲介手数料について知っておくと良いこと
不動産売買の仲介手数料は、宅地建物取引業法によって上限が定められています。「売買価格×3%+6万円+消費税」は上限の計算式であり、法律で固定されているわけではありません。業者によっては交渉に応じるケースもあるため、気になる場合は確認してみると良いかもしれません。(我が家はまだ何も交渉していませんが……)

「良い土地を探すのではなく、買ってもいい土地を探す」

この日の面談で、もう一つ印象に残った言葉がありました。

担当者がさらっと言ったんです。

担当者

土地探しは、良い土地を見つけようとするより、ある土地の中から買ってもいい土地を探す、という感覚の方が近いと思います。

最初は少し引っかかりました。「それって、妥協しろということ?」と。でも話を聞き続けると、少し意味が変わって聞こえてきました。

駅近で、抜け感があって、整形地で、南向きで、予算内で——全部揃った土地は、現実にはほぼ存在しない。そういう「理想の土地」を探し続けると、何年経っても決まらないし、出会うたびに「あとひとつだけ」が積み重なっていく。だから最初から「何かを諦める前提で、許容できるかどうかを判断していく」という目線で見た方が、現実的な決断ができる——ということのようでした。

💡 土地探し前に「優先順位リスト」を作っておくべきだったと気づいたこと
実は、面談に来た時点で我が家はこの整理をできていませんでした。「駅に近いこと」「抜け感があること」とは言っていたものの、どちらが優先か、どこまで妥協できるかは、夫婦でちゃんと話せていなかった。提案リストを受け取ってから初めて「条件を言語化しておくべきだった」と気づきました。土地探しを始める前に、「絶対に外せない条件」「できれば欲しい条件」「諦められる条件」を夫婦で書き出しておくと、現地を見たときの判断がしやすくなると思います。

帰り道、夫が言いました。

夫

『買ってもいい土地を探せ』って、結局は妥協しろということじゃないの。全部揃った土地がないのはわかってる。でも、俺たちが譲れない条件があるから苦労してるわけで。

言いたいことはわかります。でも「全部揃った土地はない」も事実。「買ってもいい土地」の基準を自分たちなりに決めることが、次の一歩なんだろうと思いながら家に帰りました。

「自分たちのやり方は間違っていなかった」と知った

プレゼンの中で、担当者がこんな話をしてくれました。

土地探しの前提として、まず資金計画をきちんと固めることが大切である。そして、ハウスメーカーや工務店と一緒に土地を探すことが、建てたい家と土地の条件を合わせて考えられるので重要だ——という内容でした。

これを聞いて、正直ほっとしました。

我が家はFPとの面談で資金計画を整理し、住宅ローンの事前審査を通過してから土地探しに入りました。工務店の担当者と一緒に不動産業者を紹介してもらい、こうして面談に来ています。

「自分たちのやってきたことは、間違っていなかった」と、第三者から言ってもらえた気がしました。家づくりを始めてから、ずっとなんとなく不安な気持ちがあったのですが、この言葉で少し楽になりました。

今日はヒアリングで終わり——帰り道の、期待と怖さ

1時間30分の面談が終わりました。物件の具体的な提案は、次回以降になります。

「土地を見せてもらえる」と思っていたのに何もなかった、という拍子抜けはありました。でも冷静に考えれば、初対面でいきなり物件を出しても、お互いに噛み合わないだけです。今日聞いた話が、次回の提案につながっていくのだと思えば、必要な時間だったのだと思います。

担当者と一緒に建物を出て、工務店のオフィスをあとにしました。土地を一枚も見ないまま終わった1時間30分でしたが、なんとなく「始まった」という感覚はありました。

車に乗り込んで少し走ったところで、「買ってもいい土地」の話がまだ頭の中にありました。夫はシートベルトをしめながら、「腑に落ちないんだけど、まあ実際に物件を見てみないとわからないな」とぽつりと言いました。完全には納得していないけれど、とりあえず前に進む——夫なりの着地の仕方だったと思います。

しばらくして、「次回、どんな土地が出てくるんだろうね」と私が言うと、「それは楽しみだね」と夫が答えました。専門用語で褒められた分の機嫌の良さも、まだどこかに残っているのかもしれません。私も本心から楽しみでした。

でも同時に、怖さもありました。最初のモデルハウス見学からずっと、心の準備ができないまま話がどんどん進んでいる。振り返るとずいぶん遠くまで来てしまった気がする。そういう気持ちも正直にあるけれど、うじうじしていても仕方がない。ここから先はいよいよ「土地」という現実が出てくる。それならもう、前に進むしかないと思っています。

次回の記事では、業者からの提案を待ちながら、自分たちでも動き始めた土地探しの話を書きます。「抜け感」は伝えたけれど、「駅からの距離」を伝え忘れていた——そのことを頭に置きながら、夫婦で画面を眺め続けた日々のことを。

土地探しの全記録をまとめ記事で体系的に解説しています。業者の選び方・土地を見るポイント・失敗しない判断基準まで詳しく解説。
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筆者より一言

初めて不動産業者のドアを開けた日の緊張感を、素直に書きました。

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💬 よくある質問

Q. 不動産業者との初回面談、何を準備していくべき?
A. 「重視するエリア・予算・通勤時間・学区」を箇条書きで整理しておくと面談がスムーズです。我が家は駅からの距離を伝え忘れて、後悔した経験があります。土地探しまとめにチェックリストを置いています。
Q. 仲介手数料はいつ・誰に払うの?
A. 売買契約成立時に、仲介してくれた業者へ支払います。法定上限は宅建業法で定められており、売買代金が400万円超の場合「物件価格×3%+6万円+消費税」(200万〜400万円は4%+2万円、200万円以下は5%)が上限です。複数業者に動いてもらった場合のルールも事前に確認しておくと安心です。
Q. 「良い土地」と「買ってもいい土地」の違いは?
A. 「良い土地」は条件パーフェクトな理想、「買ってもいい土地」は許容できる妥協を含む現実解です。この発想転換が、土地探しを前に進める鍵だと業者に教わりました。詳細は土地探しまとめで整理しています。
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✍️ この記事の書き手

いえづくり妻

都市部で土地から注文住宅を建てる40代・4人家族の妻。直感派の私と、調べ始めたら止まらない自営業の夫で、FP相談・土地探し・住宅ローンのリアルを等身大で記録しています。

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いえづくり妻
注文住宅建築中(40代・自営業+パート・4人家族)
はじめまして、いえづくり妻です。都市部で土地から注文住宅を建てようとしている、40代・4人家族の妻です。家族は、何かにハマると底なしに調べ続ける自営業の夫と、感覚で「いいな」を判断する妻、そして子ども2人。賃貸10年の限界を感じたところから、FP相談、住宅ローン事前審査、土地探しと、一つずつ階段を上っています。このブログでは、予算の綱引き、不動産業者4社との面談、見学会で感じたことなど、試行錯誤をそのまま記録しています。同じように「土地から家を建てる」を検討している方のヒントになれば嬉しいです。
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